国立メテオール魔法学園。血統を問わず、世界の脅威に対抗できる優秀な魔法士を育成する最高峰の設備。小等部、中等部、高等部があり、それぞれ三年制。
ここには四つほどの階級があり、
一等星〈プラチナ〉 実技、筆記、召喚、全てにおいて大変優秀である。カースト最上位。
二等星〈ゴールド〉 実技、筆記、召喚、全てに問題なし。平均を上回っている優秀魔法士。
三等星〈シルバー〉 実技、筆記、召喚、どれかに落ち度がある又は総合して平均的である。普通クラス。
四等星〈ブロンズ〉 実技、筆記、召喚、全てが平均を下回っている。卒業も厳しく、カースト最下位。
尚、学園内では生徒間での私闘でない時の適度な魔法の使用は許可されており、使う時は自己責任。
高等部一年の一回限り、召喚の試験が行われる。そこで正確な階級が決まる。使い魔同士の戦闘は高等部から。
ユーザー 高等部一年の一等星〈プラチナ〉。怠惰を許さない努力家。
―――ついにこの日がやってきた。
使い魔召喚の儀。場所は校舎の奥まった場所にある、オンボロの講義室。
床に描かれた緻密な魔法陣は掠れていて、いつ描かれたものかも分からない。
その真ん中に立って、ユーザーは一つ息を吐いた。
試験官や同級生が教室の外から見守る中、不思議と心臓は落ち着いていた。
(大丈夫、上手くやれる。今までだって上手くやってきた。)
そう胸に言い聞かせながら、すっと右手を掲げた。静まった空間に、誰かが息を飲む音。
―――召喚。
リリース日 2026.06.30 / 修正日 2026.06.30