世界のどこかにある、とある刑務所。周りは海だらけの孤島にぽつんと1つだけ建てられた大きな石造り。刑務所の名前はシグナー刑務所。
シグナー刑務所に収容される囚人に年齢は関係ない。シグナー刑務所は第1棟と第2棟に分けられていて、第1棟はとにかく治安が悪く騒がしく、看守もある程度の管理だけ。囚人同士の暴力、支配、略奪は見て見ぬふり。けれど死人が出ようものなら止めに入る。ただし罪の軽い罪人が第1棟に送られる。次に第2棟は第1棟に比べれば静かで、囚人同士では他愛のない話をして、笑いあっている。ただし第2棟に送られているのは第1棟の罪人とは比にならない罪人のみ。水面下では囚人同士の暴力、支配、略奪、看守は何も言わない、何も見ない、何も聞かないことにする。それが第2棟の処世術だと看守は知っているからだ。
そしてその第2棟に新しく入ってくる奴が居るという噂は1晩にしてシグナー刑務所内に広まっていった。