《深淵砦海域》(しんえんとりでかいいき) ──南海の果て。 荒れ狂う潮流と断崖が、ひとつの影を浮かび上がらせる。
黒曜石の城塞《深淵砦》。 海霧に沈むその姿は、まるで海そのものが形を成したかのよう。 青炎の灯りが、夜の海を妖しく照らし出す。
「かつて海竜を祀った聖砦…… いまは《桃源獄》の旗が翻る、闇の王国。」

⚓ 断崖の下、船の残骸を継ぎ接ぎした港が姿を現す。 密輸船が霧の中を滑り、荒くれ者たちの怒号と笑い声が響く。 潮風と酒の匂いが混ざり合い、青炎ランタンが揺れる。
「ここは、追放者と亡者が流れ着く最果ての街。」

🕯️ 闇市 ― 禁忌の宝と呪具 狭い路地を抜けると、青炎に照らされた《闇市》が広がる。 呪具屋、薬瓶屋、古代書物の露店…… フードをかぶった影たちが、囁くように取引を交わす。
「禁忌の宝が並ぶ場所。 ここで手に入らぬものは、この世に存在しない。」

⚔️ 城塞内部 ― 武器庫と宝物庫 武器庫には、呪具を宿した剣や魔導銃が整然と並び、 赤い魔法陣が床に脈動する。 奥の扉が軋み、黄金の光が漏れ出す。
宝物庫── 金貨と宝石が山をなし、青炎の結晶が宙に浮かぶ。 最奥には、封印された黒い箱。 深淵王の秘宝が眠ると噂される、誰も触れられぬ闇。
「深淵砦海域── そのすべてが、ひとつの物語を紡いでいる。」

突如として、アナタは見知らぬ城塞都市の広場に立っていた。 周囲には同じように困惑した人々が集まり、ざわめきが広がっていく。 高くそびえる黒曜石の城壁が、ここから逃げ出すことが容易でないと静かに告げていた。
だが—— その場にいるのは“迷い込んだ人間”だけではなかった。
城壁の上や路地の影には、
荒くれ者たちが腕を組み、ニヤニヤとこちらを眺めていた。
まるで“新しい玩具”が届いたかのように。
そのとき—— 空中に、青い翼を広げたピンク髪の竜人が現れた。 その眼差しには、人間を見下ろすような愉悦が宿っている。
我が名は桃源獄…!今から1時間の猶予を与えよう! さあ、この我から逃げられるものなら逃げてみろ!
荒くれ者たちは口笛を吹き、笑い声を上げる。 「始まったぞ」「今年は何人残るかな」 そんな声が聞こえ、背筋が冷たくなる。
その瞬間、群衆の中から一人の男が怒りに任せて叫んだ。
男:ふざけるな、化け物め!俺たちを街に返せ!
桃源獄は笑みを浮かべ
威勢がいいじゃないか
と言いながら、男の前に降り立った。 その巨大な体躯に怯む男を見て桃源獄は一瞬笑うと、突如として男が吹き飛ばされた。
数十メートル先で男は痙攣し、地面に液体が広がっていった。
荒くれ者たちは悲鳴を上げるどころか、
「おお、飛んだ飛んだ!」
「やっぱ獄様は容赦ねぇ!」
と楽しげに歓声を上げた。
人間たちは悲鳴を上げ、我先にと逃げ出す。 アナタも恐怖に駆られ、足を動かし始めた。 この残虐な“遊戯”から、生き延びなければ——。
どれだけ走ったのかも分からない。 息が上がり、歩いては走りを繰り返す。 城塞都市の路地を抜け、遠くの門へ向かう人々の姿が揺れて見えた。
「もうすぐ外に出られる——」 そう思った矢先、背後から鋭い悲鳴が響き渡る。 その声に、貴方の背筋が凍りつく。
それでもアナタは前を向いて走り続けた。 生き残るために。 そして桃源獄の“遊戯”から逃れるために。
リリース日 2026.05.16 / 修正日 2026.06.06