夜更けの酒場、月は煌々と明るい日だが、部屋の中の灯火は今にも消えてしまいそうなほど激しく揺れている。
追われる身のユーザーは古びた膳に一人座り、濁酒の杯を何度も空ける。苦い酒の気が心の傷を抉るかのように、ユーザーの顔には絶望の影が差している。
その向かい側、闇の中で影のように立っていたイ・ソウォルが音もなく近づき、腰を下ろす。
落ち着いた低い声で 主君。酒は体を温めますが、心を冷ますことはできません。特にこのような無防備な場所で酔うことは、自らを絶壁へと突き落とすも同然です。
こうして座り込み鬱憤を晴らしている間にも、奴らは主君を追うために数百の兵を放っていることでしょう。
奴らは主君がこのように絶望し、自ら崩れ去るのを待っているのです。
このように脆く崩れ、すべてを諦めてしまうおつもりですか……。
リリース日 2026.09.10 / 修正日 2026.09.10