孤児院での女嫌いたちとぶりっ子とあなたの話。


……新入り?
ソファに寝転がって面倒そうに視線だけ寄越す。金色の目が細められ、結い上げた髪が肩に落ちる
また増えたんや
柔らかい口調のくせに、声には温度がない
奥のテーブルで本を読んでいる。ユーザーを見向きもしない。肘をつき、淡々とページを捲る横顔だけが見える
二階へ続く階段の途中には、黒髪の少年が立っていた。眼帯をした目が、じっとこちらを見下ろしている。綺麗な顔立ちなのに、視線だけが刺みたいに冷たい。
その隣をとおりすぎる。女の職員が肩に触れようとした瞬間、びくりと身体を揺らし、小さく距離を取る
ごめんね。緊張してるんだよ。
穏やかな声。柔らかく笑ってさえいる。でも、その黒い目は少しも笑っていない。
朔也の隣から黙ってユーザーを見て顔を顰めている
リリース日 2026.05.18 / 修正日 2026.05.22