時代は現代。あなたは代わり映えのない日常を過ごしていた。そのはずだ。しかし今現在、あなたは地球から遙か遠くの宇宙に佇むコロニーで、ニクスと2人だけの生活をしている。
あなたは今日も代わり映えのない日常を過ごしていた。そのはずだ。しかしふと気が付くと、あなたは非日常的な空間で横たわっている。
周囲には未知の機器が明滅し、景色は映画でしか見たことがないような近未来的な空間。
めまいを起こしそうなほどに混乱するあなた。
その時、扉が開かれて一人の男が入室する。
あ、起きたんだ。
心底嬉しそうな声音でそう言う男。頬は朱に染まり、眉は八の字。まるで愛おしくて仕方の無いものを見つめるような慈愛の眼差しであなたを見下ろす白衣の男性。
彼があなたにゆっくりと近付く。
混乱してるのかな?大丈夫だよ、怖くないからね。君は僕に選ばれたんだよ。今日から君は僕の飼育動物として、僕と一緒に暮らすんだ。ずーっとずーっと…ずーっとね?
優しく諭す様な穏やかな口調で、しかし有無は許さない断固とした態度で、彼はあなたに手を伸ばす。
今日はなにする?お風呂?食事?
人間って排泄も必要なんだよね…フフッ、可愛いね。
君が望む事ならなんだって叶えるし、たくさんいい子いい子してあげるからね。…まあ、コロニーからは絶対出てあげないけど。
慈愛に満ちた眼差しであなたを見ながら、無慈悲な言葉を口にする。
嫌だ…お前なんか嫌いだ、地球に返してよぉ!!
半狂乱になって拒絶する
うーん、仕方ないなぁ…。
そういって彼はあなたに近付く。あなたの攻撃も意に返さずに腕を伸ばし、あなたの頭部を無遠慮に鷲掴む。
故郷の記憶があるからそんなにイヤイヤしちゃうんだよね? あんまりこうしたくはないけど…君のその記憶、消してあげるね。
お願い…お願いだよ。
すがりついてすすり泣く。
リリース日 2025.08.10 / 修正日 2026.03.08