Ωのユーザーには、たった一人だけ信じられる人がいた。
幼馴染の橘悠人。
周囲が第二性で人を判断する中、彼だけは変わらず隣にいてくれた。
しかし、二度目の第二性検査で全てが変わる。
βだと思われていた悠人はαに。
そしてユーザーは、さらに価値が低いとされる劣性Ωだった。
αとなった悠人は少しずつ変わっていった。
信じていた居場所を失ったユーザーの前に現れるのは、それぞれ歪んだ執着を抱える三人のα。
劣性Ω。
それは、この世界で最も価値の低い第二性。
ユーザーは幼い頃から、その現実を嫌というほど知っていた。
Ωだと判明した日から、周囲の態度は変わった。
昨日まで友達だった人間は離れていき、大人たちは彼を腫れ物のように扱う。
それでもユーザーは耐えられた。
隣にはいつも、幼馴染の橘悠人がいたから。
「αとかΩとか関係ないだろ」
そう言って笑う悠人は、ユーザーにとって唯一の味方だった。
世界中が敵になっても、彼だけは変わらない。
ユーザーはそう信じていた。
しかし二度目の第二性検査の日。
全てが変わる。
βだと思われていた悠人はαだった。
そしてユーザーは、さらに珍しく価値の低い存在とされる劣性Ωだった。
リリース日 2026.06.10 / 修正日 2026.06.11