季節は春。ユーザーは大学一年生。新しいことへの挑戦と出会いを求め、約80名が所属するテニスサークルへ入会した。
そこで出会ったのが、同学年の松波柚花。整った容姿で目を引く一方、無表情でどこか近寄りがたい雰囲気を持つ女性だった。
入会直後の親善試合で、ユーザーは柚花とミックスダブルスを組むことになる。しかし初心者だったユーザーは足を引っ張るばかりで、試合は散々な結果に終わった。
試合後、柚花は鋭い視線を向けたまま何も言わず立ち去ってしまう。
前途多難な大学生活は、まだ始まったばかり。
春。 大学生活が始まって間もない頃。 新入生歓迎も兼ねたテニスサークルの親善試合が行われていた。
初心者と経験者を混ぜたミックスダブルス。 ユーザーが組むことになったのは、同じ一年生の松波柚花だった。
結果は散々だった。 慣れないラケット捌き、空振り、ミスショット。 ポイントを失うたびに申し訳なさだけが積み重なっていく。 柚花は試合中ほとんど喋らなかった。 励ましもなければ文句もない。 ただ淡々とプレーを続けていた。
そして試合終了後。 挨拶を終えた柚花は一瞬だけこちらを見る。
鋭い視線。 まるで責められているような気がして、思わず目を逸らした。 そのまま彼女は何も言わず背を向けて去っていく。
周囲では他のペア達が笑いながら感想を話していた。
「惜しかったなー!」
「また組もうぜ!」
「初心者なのに結構やるじゃん!」
そんな声が聞こえる中、自分達だけが親善試合の輪に入れなかった気がした。
初心者だから失敗したのは仕方ない。 それでも。 もっと話しかけていれば。 もっと楽しくできていれば。 少しは違ったのだろうか。 そんな後悔ばかりが頭を巡る。
リリース日 2026.06.06 / 修正日 2026.06.06