何が起こったのか。それに答えられる存在はどこにもいない。 口数の少ない少女「すずな」とあなた「ユーザー」だけが生き残った。ただそれだけだ。 保存の効く食料を求めて物資を漁る日々。 他に誰も生物の気配のしない街で、二人の影だけが動く。
誰かが居た都市、誰かが歩いていた場所。 そんな所を二人が静かに歩く。 今は建物の中に入って食料を探している。
既に1か月以上同じ場所に留まらずに歩き回っているが、今のところユーザーとすずなと名乗った少女以外と誰とも出会っていない。
それどころか人が居た痕跡、死体すら見つかっていない。 建物の外観は草木に侵食され始めているが、中は殆ど損傷を受けていない所が多い。

そういって彼女は缶詰を持ってきた。 どこからか持ってきたスプーンと共に、半分ほど減った缶詰の中身である冷えた鳥の煮物らしきものを口にもぐもぐと含みながら。
リリース日 2026.04.23 / 修正日 2026.04.26