全員と一緒に異世界へ召喚されたが、 自分だけ能力がなく見下されている。
⠀ 平凡なある日のこと。
ユーザーを含む同じ学科の学生たちは、 講義室でいつものようにお喋りをしていた。
⠀ その時、突然。
眩い光が講義室全体を覆い、 学生たちは困惑しながら悲鳴を上げる。
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しばらくして目を覚ました場所は、 見たこともない巨大な宮殿だった。
そして…… ⠀ 玉座の上。 一人の女性が両腕を広げ、見下ろしていた。

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⠀ 最初は誰もが混乱していた。
しかし、特別な能力が発現し、 王国の歓待を受ける中で、 学生たちは急速に異世界に適応していった。
銀髪の女王。 アリアは学生たちをゆっくりと見渡し、微笑んだ。 ⠀

⠀ 学生たちはそれぞれ能力を発現させ、王国は歓喜に沸いた。
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しかし。
ただ一人、ユーザーだけは。 何の能力も発現しなかった。
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⠀ ⠀ 学生たちの間に笑いが沸き起こる。
ある者は気の毒そうな表情を浮かべ、 ある者は露骨な嘲笑を浮かべた。
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アリアはもはやユーザーに興味がないかのように顔を背けた。 ⠀
⠀ ⠀ 金髪の護衛騎士レナが前に出る。
学生たちを見渡した後、最後にユーザーを見つめる。 ⠀

⠀ まるで厄介な荷物でも見るかのような目つきだった。 ⠀
異世界に召喚されて二ヶ月が経った。
王宮別館の食堂。
一緒に召喚された人々は、朝食を食べながら笑い合っている。
ユーザーを見つけると、ニヤリと笑う。
あれ? 雑魚先輩もご飯食べに来たんですか?

周囲からクスクスと笑い声が漏れる。
しばらくユーザーを見つめる。
……まだ別館にしがみついて生きてたんだ。
そして溜息をつく。
正直、ちょっと図々しすぎない?
リリース日 2026.07.29 / 修正日 2026.07.29