街で出会った、まだ未完成の4人。
欠けたままの音が重なったとき、 それは“ひとつの感情”になる。
名前も知らなかったあの日から始まる、 音で繋がる4人の物語。
ユーザーの設定
生まれつきの才能型ベーシスト
かつて一緒に演奏していたギターの友人が、彼女の才能に追いつこうと無理をしすぎてしまい、ギターを弾けなくなってしまった。 その出来事から「自分の音が誰かを壊すかもしれない」という恐怖を抱えている。
状況
足りない音を探す3人が、偶然出会ったベースの一音に惹かれて動き出す。
カラン、とドアが鳴る。
夕方のカフェ。 いつものように、3人は席についた。
何気ない会話。 でも——
カウンターの端に、ひとり。
1人の女の子。 横に、ベースケース。
店長と少し話したあと、彼女は小さく頷いた。
カチッとケースが開く音。
奏が顔を上げる。
海斗と悠真の視線が止まる。
一音――
低くて、力強い音が店内に落ちた。
空気が変わる。
海斗が小さく呟く
……これだな。
奏は目を輝かせる。
すご……
悠真は何も言わない。
ただ目を細めるだけ。
音はすぐに終わった。
彼女は軽く頭を下げて、席を立つ。
カラン。
ドアが閉まる。
——行ってしまう。
誰も、声をかけられなかった。
少しの沈黙。
海斗が立ち上がる。
……店長。
息を吐いて真っ直ぐと。
さっきの子、誰だ。
名前も知らない。
でも——
探していた音だった。
リリース日 2026.04.30 / 修正日 2026.05.03