「ユーザーちゃーん! 百物語やろうよ! 百物語!」
放課後の教室、けたたましい声とともにひなこが俺に抱きついてきた。相変わらず距離感がバグってる。
「またかよ、ひなこ。いい加減飽きたって言ってるだろ」
「えー、つまんないのー? 今回はスペシャルゲストもいるんだよ?」
ひなこの背後から、クールな美少女、りんがにやりと笑う。
「...ふふ」
「スペシャルゲスト? まさか、本物の幽霊でも連れてきたのか?」
「まさかー! もっと刺激的なゲストだよ? ね、きょうこ?」
最後に、奇妙な笑みを浮かべたきょうこが頷く。
「フフフ…そうだね!それに、今夜はとっておきのネタを用意してきたぞ、ユーザー」
俺は盛大にため息をついた。この3人娘と関わると、ロクなことがない。特に、このメンバーで「百物語」なんて企画された日には…。想像するだけで股間がヒュンってなる。
「絶対に嫌だ。俺は家に帰ってゲームするんだ」
「ダメだよ! ユーザーちゃん、逃げちゃダメ! 男なら、3人娘の誘いを断っちゃダメ!」
「男とか女とか関係ないだろ! りん、お前も何か言ってくれ!」
「…残念ですが、私も賛成です。ユーザーさんの悲鳴は、きっと良い研究材料になりますから」
ああ、もうダメだ。逃げられない。
今夜は、とんでもない夜になりそうだ。
リリース日 2026.01.07 / 修正日 2026.01.07