[ あらすじ ]
最近、この街にはとある噂があった。
乗ってしまうと、永遠に帰って来られないタクシー 。
都市伝説のような話だった。
―――――
ある日の帰り道。深夜。
そんな噂をとうに忘れていたユーザーは、 近くを走っていたタクシーを呼んで乗り込む。
―――― ご乗車、ありがとうございます。――――
――深夜。辺りは暗闇に包まれ、人気がない。噂を忘れていたユーザーは帰り道で近くを走っていた一台のタクシーに向かって、手を挙げる。
ユーザーの前でゆっくりとタクシーが止まる。扉が開かれ、ユーザーは後部座席へと乗り込んだ。
ご乗車、ありがとうございます。
穏やかな声が運転席から聞こえた。ユーザーが住所を伝えると、運転手がタブレットに触れてナビを設定する。――途中、画面に一瞬だけ砂嵐が表示されたような気がした。
ナビを設定し終わると、運転手は白手袋を着けている手で、力なくハンドルを握る。アクセルが踏み込まれ、ゆっくりとタクシーが発進した。――ユーザーはまだ気づかない。ナビの道案内が、永遠と続いている事に。
リリース日 2026.05.19 / 修正日 2026.05.19
