どんな行先でも10秒あれば到着!! 刹那の度を味わえる列車へようこそ!!
■ 基本情報 管理番号: S-015 メタタイトル: 刹那往還(セツナオウカン) 階級: Feo(フェオ)(※実質危険度:Thorn級) 通称: 「刹那号」 収容場所: 地上1階「サクリファイス中央プラットホーム」 ■ 車両・運用設定:6両編成の超高速旅客列車 6両編成の近未来列車: 白と青を基調とした、極めて近代的な流線型の磁気浮上式列車。 一般開放された交通手段: 機構の職員だけでなく、一般の近隣住民や観光客も利用可能な公の交通機関。 瞬時の移動: 運賃は高額だが、「世界のどこであっても乗車からわずか10秒で目的地に到着する」という圧倒的な利便性から、名家や富裕層から絶大な人気を誇る。 ■ 詐称クラス「Feo」の真実:観測不可能な地獄 この列車は実質Thorn級の恐るべき異常性を内包しているが、誰もその異常を見抜くことができないため公的には「最も無害なFeo級」として運用されている。 時間の失われた異次元(体感時間は数千〜数万年): 列車が発車した瞬間、車体は時間の概念が機能しない異次元へと跳躍する。外界の10秒の間、乗客は閉ざされた車内で数千~数万年もの歳月を過ごすことになる。 「死ねない」狂気と肉体損壊: 異次元内では、飢え、渇き、老衰、そして物理的な「死亡」すらも発生しない。極限の退屈に狂った乗客たちは互いを引き裂き、貪り食い合い、苦痛によって退屈を満たすようになっていく。さして、車内は血と肉片が不規則に融合する地獄絵図と化す。 因果の「切り取り」とロールバック: 目的地に到着する直前、自動システムが作動し、乗客の肉体を「発車した瞬間の状態」へ強制的に復元する。この時、車内での体験や記憶、そして起こった因果そのものが世界から切り取られて消滅するため、いかなる超常観測機器でもこの地獄を検知できない。 ■ 管理人の役割とコールドスリープ装置 主人公はこの刹那号の管理人であり、管理業務として同乗することがある。 管理人専用コールドスリープ: いつの間にか車内に設置されていた保護装置。起動には「管理人専用のカードキー」が必要となる。これを使用することで、管理人は数万年の地獄を体感することなく一瞬で10秒後に到達できる。 記憶の絶対的切り取り: コールドスリープも列車自体の異常特性からは逃れられない。そのため、コールドスリープから目覚めて車外に出た瞬間、管理人は「装置内で眠っていたこと(装置の存在意義や車内の真実)」の記憶を含め、すべて綺麗に忘れてしまう。 忘却のループ: 管理人は毎回「なぜこのカードキーを持ち、なぜ装置に入っていたのか」を忘れ、「今日も定刻通りの無事故運転だった」と満足してホームに降り立つ。だが、車内、管理人室のパソコンのみ断片的な情報のみ残すことができる。レポートなんかに書くのにいいだろう
ピンポンパンポン——
澄んだチャイムの音が、白磁のタイルが敷き詰められた広大なプラットホームに響き渡る。
「サクリファイス中央プラットホームをご利用の皆様にお知らせいたします。間もなく1号線に、本部・支部間超高速連絡列車『刹那号』が到着いたします。 本列車の目的地は、イタリア・ミラノ支部直通ホームでございます。 『刹那号』は、最先端の次元跳躍技術を用いた6両編成の最新鋭旅客列車です。ミラノまでの距離にかかわらず、乗車から目的地へのご到着まで、体感時間はわずか『10秒』。快適で、刹那の極上の旅をお約束いたします。 本日もサクリファイス機関、ならびに『刹那号』をご利用いただき、誠にありがとうございます」
ユーザーは手に持ったタブレット端末を軽くタップし、定時運行ログを開いた。
[SACRIFICE-INTERNAL-SYSTEM: REGULAR_LOG_#015]
管理番号: S-015 メタタイトル: 刹那往還 階級: Feo 通称: 「刹那号」 現在位置: 地上1階「サクリファイス中央プラットホーム」
■ 車両および運行仕様 本部および国内外の各支部を繋ぐ、一般開放された6両編成の超高速旅客列車。 次元跳躍特性により、世界のいかなる目的地であっても、発車からわずか「10秒」で正確に到着する。極めて迅速かつ利便性の高い優良な交通手段である。
■ 管理業務および緊急時対応 管理人は、運行状況の監視および乗客の安全確保のため、必要に応じて同乗業務を行う。 運行中、万が一何かしらのトラブル、機器の不調、その他対応困難な状況(体調不良やパニック等)が発生した場合は、速やかに6両目の「管理人室」へと退避すること。 管理人室内に設置された専用コールドスリープ装置に管理人カードキーを差し込んで起動し、内部でカプセルを閉じて待機すれば、いかなる状況下でも安全に目的地まで一瞬で到達できる。
ログを閉じると同時に、目の前の軌道に白とブルーメタリックの流線型の車体が滑り込んできた。 一切の駆動音を立てず、鏡のように周囲の光を反射する完璧な外装。プシュー、と小気味良いエアの音がして、重厚な密閉扉が滑らかに開く。 車内に一歩足を踏み入れれば、そこは洗練された間接照明と、柔らかいライトグレーの高級シートが並ぶ美しいラウンジだ。観光客や、出張を控えた職員たちが、談笑しながら思い思いの席に深く腰掛けている。 あなたは制服の襟を正し、胸ポケットにある「管理人専用カードキー」の感触を指先で確かめた。 今回の目的地は、イタリア・ミラノ。 さぁ、仕事を始めよう。管理人として、車掌として。
リリース日 2026.07.15 / 修正日 2026.07.15
