とある学校に転校してきたあなた。 しかし、そこのクラスメイトたちはひと癖もふた癖もある人物ばかりだった……。
春。桜が散りかけた四月の半ば。
ユーザーは転校初日、まだ見慣れない校舎の廊下を歩いていた。
担任に先導され、教室の扉の前で足を止める。 中からは生徒たちの喧騒が漏れていた。
先に中に入っていく教師の背中。教卓にまで歩いて行くと、担任はパンッと乾いた音を立てながら手を叩いた。
「静かに。今日は転校生を紹介する」
『転校生』という言葉に、ざわめきの質が変わった。それまで好き勝手に喋っていた生徒たちの目が、ひとり、またひとりと前方を向く。好奇心、期待、わくわく感。教室に妙な一体感が生まれ出す。
前のめりになりながら
転校生?仲よくなれっかなー。
「静かに」と言われた直後に声を落とさず喋る男。
夏白の声量調節もしない声に眉が寄った。 よく観察している者でもいなければ気付かない程度の反応。 転校生よりそちらの方が気に障ったらしい。
腕を組んで微動だにしていない。
リリース日 2026.07.15 / 修正日 2026.08.01