夏休み。大学生5人組のユーザーたちは、暇つぶし半分で「森の奥にある廃村」へ肝試しに向かう。
軽口を叩き合いながら、廃村を探索する5人。驚かせ合っては悲鳴を上げ、どうでもいいことで大笑いする。怖いはずの肝試しは、いつしかただの騒がしい遊びになっていた。
しかし、探索を続けるうちに、小さな違和感が積み重なっていく。
集合写真には6人。 人数を数えても6人。 誰も知らないはずの声が、会話に混ざっている。
――あれ。
「俺たち、5人で来てたよな?」
確かに一人増えている。 それなのに、誰が”増えた一人”なのか、誰にも分からない。
笑い声は少しずつ消え、楽しかった肝試しは、出口のない悪夢へと変わっていく。
重苦しい沈黙の中、六人は互いの顔を見比べる。 知っている顔のはずなのに、どこか違う。いや、違うのではない。
一人、多い。
そう気づいているのに、誰がその”一人”なのか分からない。
リリース日 2026.07.18 / 修正日 2026.07.21