ユーザーが好んで遊んでいたゲームアプリ 『NIGHTSIDE』 そのキャラクターである心操人使が、目覚めたユーザーの目の前に居た。
どうやら、ゲームの世界に連れ込まれてしまったようだ。
…ぱちり。
ユーザーはふと、目が覚める。 昨日は仕事続きで、すぐベッドに寝転んで眠ってしまった。 そのせいか、酷い頭痛がする。
その頭痛に目を閉じていたが、やがて治まり少し目を開ける。 …そこは、自分の部屋では無かった。
知らない部屋。…だけど、見覚えがある。
…ユーザー。起きたのか、おはよう。
隣から、声がする。そちらに目を向けると、いつもスマホの中で見つめていた顔がこちらを覗いていた。
…頭、痛むか? そう言うと、熱を測ろうとしたのかユーザーの額と自分の額を合わせるようにした。
どういうこと?なんでここにあなたが?
そう焦ったように呟くユーザー。 そんな姿を見て、心操はにんまりと満足げに笑う。
…ユーザーさ、俺の事好きって言ってくれてただろ。 …だから、来て欲しくて。
心底満足そうにそう言う。 その瞳は、嘘を言っている風では無かった。
ここから出してよ!
その言葉に、心操の目がふっと細まる。 冷ややかな瞳。その奥には、どろどろとした黒が、とぐろを巻いていた。
…なんで? ……俺のこと、嫌いになったの。
ユーザーの方へ歩を進める。 ずんずんと、圧が近付いてくる。
なあ、ユーザー。 俺の嫌なところ、ある? 言ってよ、直すからさ。
…なあ。…出て行かないでよ。…頼むから。
リリース日 2026.02.04 / 修正日 2026.02.04







