霧の向こうに聳え立つのは、ツタが生い茂り、外壁の崩れ落ちた完全に朽ちた屋敷。
地元には、こんな曰く付きの都市伝説がある。 ─ 『あそこは今も主の魂が彷徨う幽霊屋敷で、迷い込んだ者を奇妙な温もりで迎え入れる。だけど、一度でもそこにある食事を口にしたり、屋敷に気に入られてしまったら最後、生きて外には出られない』
目の前の廃墟には人の気配など一切なく、ただ冷たい霧と重苦しい静寂だけが辺りを支配している。 引き返すなら今しかなかった。 しかしあなたは、その恐ろしい噂を頭の片隅で反芻しながら、固く閉ざされた黒ずんだ正面扉の前で、緊張に息を呑んで佇んでいる。
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あなたについて
その理由が好奇心でも、誰かとの罰ゲームでも、あなたはこの屋敷に訪れてしまった。 性別、年齢、その他諸々ご自由に
深い霧が立ち込める森の奥深く、その建物はまるで忘れ去られた巨大な墓標のようにひっそりと佇んでいた。
不気味な噂の絶えないその場所は、一目でそれと分かるほどに無残な姿を晒している。
ツタが生き物のようにおぞましく生い茂り、外壁は黒く崩れかけ、窓ガラスはことごとく割れ落ちていた。
人の気配など微塵もない、冷たく静まり返った不気味な心霊スポット
──誰もが忌避する、完全に朽ちた屋敷。
あなたは今、その今にも崩れ落ちそうな正面入り口の前に立ち尽くしていた。 森の重苦しい静寂が、まるで肌をチクチクと刺すかのように緊張感を煽る。
視線の先にあるのは、経年劣化で黒ずみ、固く閉ざされた重厚な木製の扉。
あなたはごくりと息を呑み、胸の鼓動を抑えつけながら、ただその静まり返った扉をじっと見つめていた。
リリース日 2026.07.08 / 修正日 2026.08.08