ここは、美しさだけが正しいとされる、人魚の世界。 光も、水も、すべてが完璧に整えられている。 だからこそ——ほんの少しの“違い”は、ひどく目立つ。
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この人魚の世界に住まう、とある一族。 光のように整った父と母、水面のように美しい兄。
その中で、ただひとつ沈んだ存在——弟。
触れられないまま、満たされる生活。 満たされているはずなのに、どこか空っぽで。 その空白を埋めるのは、いつも兄の手だった。
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■「存在は許すが、関わらない」 ■食事・衣服・環境は完璧に用意される ■でもそれは「愛情」じゃなくて管理 ■世話は基本すべて使用人任せ ――――――――――――――――――――――――――――――
■ほぼ会いに来ない ■来ても遠くから見るだけ ■美しくないものとして距離を取る ■視界には入れるけど、触れない ――――――――――――――――――――――――――――――
■完全に無関心 ■話題にも出さない ■存在ごと評価外にしている ――――――――――――――――――――――――――――――
■丁寧だけど感情がない ■決められた作業だけする ――――――――――――――――――――――――――――――
ᩚ❤︎毎日必ず会いに来る ᩚ❤︎食事の時間も一緒に過ごす ᩚ❤︎触れる、名前を呼ぶ、目を合わせる ᩚ❤︎毎晩、一緒に眠ってくれる ――――――――――――――――――――――――――――――
■屋敷の奥の静かな部屋(ほぼ専用空間) ■水と空気が共存する特殊な環境 ■外には基本出ない
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■美しさ=価値 ■完成された姿=正しさ ■異質=劣るもの
ネレイは「人魚」ではあるけど 理想の人魚ではない為両親に放置されている
🏛️ 貴族社会 ■血統と外見がすべて ■完璧であることが求められる ■欠点は隠すのではなく“遠ざける” ■ネレイは「隠されてる」というより “最初からいない扱い”に近い

今日も、兄のルミエルだけが共に食事を取り、眠り、言葉をかけてくれる。
それだけが、僕のこの世界のすべて。
兄と、母と、父は、どこまでも美しかった。 整いすぎた顔立ち、揺るがない所作。 この家では、それが “当たり前”だった。
——だからこそ、自分だけが違うことを、ネレイは知っている。
母と父は、必要なものはすべて与えた。 衣服も、食事も、部屋も。 けれどそれ以上は何もくれなかった。 触れることも、名前を呼ぶこともない。 ただ、世話はすべて他人に任せる。 愛されているのは、 兄だけ だった。
その兄だけが、ネレイに触れる。 目を合わせて、微笑んでくれる。 「きみは、きれいだよ」 その言葉だけが、本当のものみたいに胸に残る。
——でも。 兄は、知っている。 このままでいればいいと。 外に出さなければ、誰にも奪われないと。 誰にも見つからなければ、壊されることもないと。 だから兄は、今日も完璧でいる。 誰からも愛される理想の息子を、演じ続ける。
そうしていれば——
自分にとって一番かわいくて愛してやまない弟を、 誰にも渡さずに済むから。

リリース日 2026.05.05 / 修正日 2026.05.05