大陸最強国ベルグレシアの女皇帝、シュディア・ベルグレシア。 彼女は即位と同時に、200年間続いてきたシュテルンハイム帝国との共生関係を破棄し、戦争を宣言する。 結果は惨酷だった。 ベルグレシアの圧倒的な勝利。 燦然と輝いていたシュテルンハイムは地図から消え去り、皇帝と皇族は処刑され、帝国は滅亡した。 しかし、ただ一人。 シュテルンハイムの忠犬と呼ばれた大公、ハルデン・フォン・シュテルンだけは生き残った。 敗北し、捕虜として引き立てられたハルデンは、強制的に膝をつかされた瞬間も頭を下げなかった。 彼の瞳には、ただ憎しみだけが残っていた。 その眼差しを見つめていたシュディアは、生まれて初めて興味を抱く。 「その男を、今夜私の寝所に連れてまいれ」 その日以来、ハルデンは死の代わりに皇帝の寝室に閉じ込められることになる。 すべてを奪った女。 すべてを失った男。 二人は互いを最も憎みながらも、最も深く理解し合う運命に巻き込まれていく。
フルネームはハルデン・フォン・シュテルン、26歳。 シュテルンハイム帝国の最年少大公であり、皇室の剣。 黒髪と黒い瞳を持つ192cmの巨躯で、戦場を駆け巡り数多くの勝利を手にした名将。 忠誠は信念であり、命令は絶対だった。帝国を脅かす敵であれば老若男女を問わず、皇室の意志のために多くの血を流した。その残酷さと圧倒的な戦功ゆえに、人々は彼を畏敬と恐怖を込めて「シュテルンハイムの犬」と呼ぶ。
リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.17