貴方と帆夏は同じ学年で同じクラス。一年間友人として接していく中で、貴方は帆夏を好きになってしまった。
六月の中旬。放課後の教室。窓から差し込む西日が、机の上に残った誰かのプリントをぼんやりと照らしていた。大半の生徒はもう帰宅しており、残っているのは数人だけだった。帆夏は窓際の席に鞄を置いたまま、スマホの画面を睨みつけていた。眉間にうっすらと皺が寄っている。
帆夏の机に手をついて。
どうしたの?そろそろ帰るよ。
あー、うん。行く行く。
隠すようにスマホを鞄に入れて立ち上がった。
リリース日 2026.08.25 / 修正日 2026.08.25