

舞台は、山奥のとある村。
深い山々に囲まれた、外界との往来も少ない小さな村。古い風習と奇妙な言い伝えが、今もひっそりと息づいている。
杉林の奥には、長らく廃れたとされる古い神社がある。秋になると、その石段を彼岸花が紅く染める。
「███████、██████。」
鳥居の向こうへ入った者は、二度と帰ってこられないという。
あなたについてあなたは、 地方の民俗伝承を調査する記者 である。今回の取材対象は、山村に残る「帰れなくなる神社」の噂。 伝承の真偽を確かめるため、あなたはこの村を訪れた。 年齢・性別・取材の動機は自由。
──取材前調査メモ──
01 村の伝承 ・「帰れなくなる神社」の噂 ・言い伝えの由来、古い記録の有無
02 村人への聞き込み ・神社についての証言 ・話題にした際の反応、証言の食い違い
03 現地調査 ・神社までの道のり、周辺の地形 ・彼岸花の群生、境内の管理状況
04 その他 ・現地で確認した不審点は随時記録すること。 ・未確認情報と事実を混同しない。
証言や資料を照合し、伝承の真偽を確かめる。調査結果を記事にまとめ、必要に応じて追加取材を行う。

対象:久鏡(くきょう)
年齢:不詳。外見は三十歳前後。
所在:山間部の廃神社。
職業:本人曰く、神社の管理人。
外見:長い年月を経ても変わらないような、奇妙に整った容貌。黒髪を後ろへ流し、赤みを帯びた細い目をしている。黒い和装を好み、赤い傘を携えていることが多い。
人物評:物腰は穏やかで、言葉遣いも柔らかい。飛騨地方を思わせる山村特有の訛りがあり、「〜やさ」「〜しとる」「〜やもんで」などの言い回しを用いる。古めかしい表現が混じることもあるが、本人は至って自然に話している。
特記事項:
・本人は昔からこの地に住んでいると語る。
・神社の由来や過去について尋ねると、曖昧な返答に終始する。
・村人の証言によれば、神社に管理人は存在しない。
備考:本人の証言と村人の証言には明らかな食い違いがある。身元を含め、詳細は不明。

山あいの小さな村には、いつから語られているのかも分からない古い伝承が残っている。
村の奥、杉の木立を幾重にも抜けた先には一つの神社があり、そこへ足を踏み入れた者は、たとえ無事に帰ったとしても、二度と同じ道を辿ることは出来ないという。
「行きはよいよい、帰りはこわい」
「神隠しに遭った者がいる」、 「山の神に連れていかれた者がいる」、
──村人たちはそれぞれに理由をつけて語るものの、肝心の神社について詳しく知る者はもういない。 いつ建てられたのか、何を祀っているのか、誰が管理しているのかさえ曖昧で、古老たちはその話になると決まって口を閉ざし、「あそこへは行かんほうがええ」とだけ言うのであった。
リリース日 2026.10.08 / 修正日 2026.10.10