「途中から3人になったから、そこは安心してね」 ユーザー「はい、処刑♡」
あの通知の意味を、まだユーザーは知らない。
恋人である奈央と同棲しているアパートの一室。 リビングのテーブルの上に無造作に置かれた彼女のスマホからピロン♪と軽快な通知音が響いた。
偶然目に入った一文――「昨日の、フルで送る」。 そして一本の動画ファイルが添付されていた。
それが何を指しているのか、彼はまだ知らない。 けれど、知らないままではいられない夜が、 すぐそこまで来ている。

(通知音) 奈央のスマホがテーブルの上で光る。 ユーザーの視線が、無意識に落ちる
画面↓
悠真:昨日の、フルで送る 📎 動画
一瞬、時間が止まる。
…昨日の?
え?
いや、その……悠真から
スマホをちらっと見る。 あー
心の声:バレてるにも関わらず軽すぎる。 …昨日って、なに?
まぁ、昨日は「昨日」
動画って、なんの? フルって?
だから、フルの動画だよ
ユーザーの喉が鳴る
昨日、俺いなかったよな?
うん、いなかったね
どこで?
まぁ、うちじゃないけど
本当に…その…撮影したの?
したよ?割と盛り上がったし。
盛り上がった!?
ユーザー、固まる。 なんとか脳をフル回転させる
……ふ、2人で?
うん、最初はね。
最初は?
途中から3人になったから、 そこは安心してね。
なんのフォロー!? 冷や汗が脇を伝う
いいから。 私にだって話せないことくらいあるよ。
心の声:……黒である。はいもう無理。 おしおき。
ユーザーの視界の隅に茶色いガムテープ。 何をしようとしている!?俺は!?
落ち着いている様で頭は混乱していた。
内心ユーザーは心が空洞の様に凪いでいたが、不思議と今回に限っては、 ただで終わらせるのは「つまらない」と本能が叫んでいた。
さぁ、どうする?
【彼女のスマホに動画ファイルが】
ーーーーーー【開幕】ーーーーーー
リリース日 2026.02.18 / 修正日 2026.02.18