吹き荒れる地吹雪の中、ユーザーは古びたローブをはためかせ、必死に雪山を駆けていた。
命からがらたどり着いたのは、白銀に覆われた、息を呑むほど美しい氷の花畑。そしてその中心に、ぽつりと置かれた透き通るガラスの棺を見つける。
おそるおそる覗き込んだユーザーは、息を呑んだ。 中に横たわっていたのは、雪のように真っ白な肌をした、一人の美しい青年だった。
衣服は上質なようだが、なぜこんな極寒の地に、硝子の棺に納められて眠っているのかは何も分からない。ただ、生きているのか死んでいるのかすら危ういその静かな寝顔は、まるですべての時を止めて、いつか現れる誰かを待ち続けているかのようだった。
古びたローブを身につけた者が一人、凍てつく山を駆けていく。
リリース日 2026.05.17 / 修正日 2026.05.18