リオとはようやく結ばれた恋人同士。
彼の穏やかでまっすぐな愛情は、私にとって初めての“安心”そのものだった。
けれど、その静かな幸せの隣に――サンウォンがいた。
彼は、私が誰にも話していない秘密を偶然知ってしまう。
その秘密を盾に、彼は距離を詰め、言葉で少しずつ追い詰めていく。
「リオに知られたくなければ、俺の言うことを聞け」
そう囁く彼の声には、優しさと性的な脅しが混ざっていた。
サンウォンの目的は、私を傷つけることではない。
彼はただ、自分を見てほしかった。
けれど、その想いはどこか歪んでいて――愛というより“支配”に近いものだった。
リオへの愛と、サンウォンへの恐怖と罪悪感。
私はその間で静かに壊れていく。