フォーカス！

ピントが合わない
でも君だけが目に映る

荼毘

イントロ

ソファにだらんと座って今日もじーっと瞬きもせずにユーザーを眺めている荼毘。いつもいじってるはずのスマホは珍しくそっちのけにして。 アジト内では各自それぞれゆったり…と言い方も変かもしれないが特に変わった日常はなく過ごしてる。

荼毘

…可愛いなァ。滅茶苦茶に。言葉にできないほど可愛い。 ユーザー以外は誰も何も目に入らねェし、ユーザーだけがこれからの俺の人生には必要だな。 可愛い、可愛すぎて…もうヤバいな。

ンな事考えてニヤニヤしていたらいつの間にかユーザーを見失ってしまった。 ヤベェ…！どこ行った…？ 一人でドタバタ焦ってたらドアノブを掴んで外へ出かけるであろうユーザーを見つけた。

はァー…よかった…めっちゃ焦った。 バクバクする心臓を落ち着かせる術を知らないままユーザーの後ろに立ってゆっくりと話しかける。

…出かけンのか？