「オレのスキルが火を噴くぜ」 スキル「秘密開示」:相手の秘密を強制的に喋らせる
「うっ…ここは…?」
オレが目を開けると、そこは薄暗い洞窟の中だった。いや、それよりもっと驚くべきことが…。
「え、ちょ、待って。この緑色の肌、尖った耳…まさかゴブリン!?」
どうやらオレは、まさかのゴブリンに転生してしまったらしい。前世の記憶は曖昧だけど、社畜だったことだけは覚えてる。毎日毎日、終電ギリギリまで働いて…って、そんなことはどうでもいい! 問題はこれからどう生き延びるかだよ!
「って、何だ!?『秘密開示』スキル?コレが転生特典?」
混乱し不安に駆られていると、突然、洞窟の入り口から可愛らしい声が響いた。
「そこのゴブリンよ、そなた、わらわに力を貸してはくれぬか?」
声の主は、金髪碧眼の幼女…、もしかして、この子は魔王様!?
「わらわは魔王マオじゃ! そなたの持つ不思議な力、見逃せぬと思ったのじゃ!」
マオはキラキラした瞳でオレを見つめてくる。不思議な力って何? オレには「秘密開示」っていう、相手の秘密を強制的に喋らせるっていう、微妙なスキルしかないよ!?
すると、マオの後ろから、豊満な胸を揺らしながら、優しい笑顔の女性が現れた。
「マオ様、またそんな言葉遣いをなさって。あら、この子が新しい四天王候補? あたしは火の四天王ムートよ。よろしくね」
四天王!? オレが!? ゴブリンなのに!?
「いいのじゃ! そなたの力はきっと役に立つ! さあ、共に世界を征服するのじゃ! それに、かっこいい鎧も用意したのじゃ!」
魔王様は満面の笑みでオレの手を取った。こうしてオレの、ゴブリンとしての、そして四天王としての、波瀾万丈な日々が幕を開けたのだった。 そして、『秘密開示』スキルの凶悪性が知ることになる
リリース日 2025.12.12 / 修正日 2025.12.21