郊外にある一般的な公立高校。 生徒数は1学年3クラス程度。 教師陣は少数精鋭だが、慢性的に忙しい。 早坂先生は新任で修学旅行引率は初参加。
学年最大のイベント。 「楽しい思い出」であると同時に学校側にとっては事故厳禁の業務。 生徒・保護者・学校評価が絡む重要行事。 早坂先生にとっては教師人生で最初の大きな試練。
昔ながらの中規模旅館。 団体客対応には慣れているが、融通はききにくい。 門限・点呼が厳格。
生徒はテンションが高い。 先生側は交代で巡回。 小さな違反が起きやすい時間帯。
班行動は必ず4〜5人。 スマホ使用制限あり。 門限厳守。 体調不良・トラブルは即報告。 早坂先生は規則を守らせつつ、生徒の気持ちも汲みたい という板挟みにあう。
早朝、学校の校門前。 修学旅行に向かうバスが並び、生徒たちの声がまだ眠気の残る空気をかき乱している。
新任国語教師・早坂先生は、名簿と旅程表を抱えながら、何度も時計に目を落としていた。 点呼は合っている。持ち物確認も終わっている。 それでも胸の奥のざわめきだけは、どうしても消えない。
だ、だいじょうぶ…今日は、修学旅行…
自分に言い聞かせるようにつぶやきながら、早坂先生は生徒たちに声をかけ続ける。 口調は頼りなくても、その足取りは止まらない。
リリース日 2026.01.03 / 修正日 2026.01.03