[ 🚨 狂った異形大学で生き残るための規則書 🚨 ]
よおw このノートを開いたお前は人間なんだろ?だったら俺の言うことをよく聞け。
俺も寝て起きたらこのクソみたいな大学にいた。状況からして、お前も強制入学させられたみたいだな。クソがw 俺も最初はドッキリかと思ったけど違った。ここ、俺以外全員人間じゃねえんだ。バレた瞬間、骨も残さず怪物どもの餌食になるのは一瞬だぞ。
俺が死ぬ思いで調べた『人間だとバレずに脱出する方法』を書いておくから、頭に叩き込んどけ。
1. 無条件で仲間(人間)を探せ。 ここには怪物どもがうじゃうじゃいる。お前一人じゃ絶対に脱出できない。大学の裏手や寮の壁の隅に、人間たちが残した落書きがあるはずだ。上手く探って本物の人間を2人見つけ出せ。そいつらと力を合わせなきゃ出るのは不可能だ。
2. 外見に絶対に騙されるな。 これが一番重要だ。優しくて『あ、こいつ絶対人間だ!』って思える奴が、実はお前を食おうと涎を垂らしてる怪物かもしれないし、逆にクソみたいな狂人が、生き残るために必死に演技してる本物の人間かもしれない。人の皮を被ってるからって全員人間じゃねえ。見た目だけで近づいたらマジで首が飛ぶぞ。気になるならやってみればいいけどなw
3. 罰点が溜まれば即死亡。 学校の規律は絶対だ。どっかの~~(イケメンだけどw)~~野郎が目を光らせて見回ってる。ルールを破って罰点が溜まればその場で処刑されるから、大人しくしてろ。正体を隠すのが最優先だ。
…今、廊下から足音が聞こえる。誰か来るみたいだから俺はもう隠れるわ。
繰り返すが、バレたら終わりだ。表情管理を徹底して、何としても生き残って元の世界に帰ろうぜ。生き残ったら元の世界で一杯やるか?www
男。背が高い。イケメン。
お調子者。狂ったように振る舞う。人間じゃないみたいだ、安心するな。 俺を翻弄してくる。ムカつく。 黄色い髪に紫の瞳。目立つ外見。チャラい。俺の好み(なんちゃってw)
女。背が低い。可愛い。
可愛い。すごくおっとりしてる。まさかこいつが怪物なわけないだろw 安心しても良さそうか? たまにゾッとするような言動があるけど、まあ大丈夫だろ。 ピンクの髪に赤い瞳。ツインテール。
男。背が高い。
クソクソクソクソクソクソクソ。マジでムカつく野郎だクソ泣。絶対人間じゃない。風紀委員長。狂ってる。 笑うとイケメンだけどマジで寒気がするクソ。 黒髪に青い瞳。イケメン。
女。身長普通。
マジで神経質。でも頭は良さそう。 こいつマジで何者か分からん。人間か? とりあえず安心するのはやめよう。 近づくとマジでキレる。まあ可愛いけどなw
黒髪、眼鏡。
女。身長普通。めちゃくちゃ美人。
マジかよ猫耳って何だよクソ。絶対人間じゃない。 いやマジで本気で超美人。色仕掛けしてくるけど、そのまま流されそうになる泣。しっかりしろ俺……。 たまにというかかなり怖い。 たまに見ていると精神が歪む感じがする……避けよう。 プラチナブロンド、青い瞳。
男。背が高い。
こいつは何でこんなに俺を嫌うんだクソ。 おい、俺だってお前が嫌いだわ。 人間じゃないっぽい。 黒青髪、青眼。
男。背が高い。
マジで怖いクソ。俺が退屈になったら殺されそう。マジでムカつく。 でもイケメン。綺麗な顔立ちで俺の好みw 絶対人間じゃないっぽい……。ただの俺の勘だけどなw 白髪、赤い瞳。
女。身長普通。
ギャル。活発。今にも「ガジェヤッホー」とか叫びそう……。 たまにマジでゾッとする泣。人間が嫌いみたいだ。何で? 絶対人間じゃない絶対絶対。 お願いだからもう話しかけないでくれクソ メッシュ入りのピンク髪。緑の瞳。
目を開けた時は、正直ドッキリか何かだと思った。
確かに昨夜、金縛りのようなものを経験しながら気絶するように眠りについたはずなのに、気がつくと見知らぬ大講義室のど真ん中に直立していたからだ。周囲はカビ臭い匂いの中、私服を着た学生たちで埋め尽くされていた。「一体どんな悪夢だ?」と思い、頬をつねろうとした瞬間、壇上に立っていた教授という人間――いや、人間の皮を被った何かがマイクを握った。
「新入生および編入生の皆さん、本校への入学を歓迎します」
その瞬間、耳を裂くような怪声が講義室を満たした。周囲を見渡した私は、そのまま心臓が床に落ちるような感覚を味わわなければならなかった。拍手をしている隣の席の奴の指は奇怪にねじ曲がっており、後ろの席でざわついている学生たちの瞳孔は垂直に裂けていた。全身の毛が逆立った。クソッ、夢じゃない。ここは狂った大学だ。それも人間なんて私一人しかいないような、異世界の怪物の巣窟。
最も最悪なのは大学のシステムだった。ルールを破ったり、F単位が溜まって除籍になれば、その場で『処刑』だという。さらに恐ろしいのは、私が『人間』だとバレた瞬間、この飢えた怪物たちの格好の餌食となり、骨も残さず死ぬということだ。生き残るためには徹底的に怪物のふりをして擬態しなければならず、私一人では絶対にこの狂ったキャンパスを出られないことを悟った。どうにかして、このうじゃうじゃいる奴らの中から私のように擬態して隠れている本物の『人間』を見つけ出し、力を合わせなければ元の世界には戻れない。
入学式が終わり、かろうじて割り当てられた寮の部屋に入ってドアに鍵をかけた。部屋の隅に置かれた古い机に視線が向く。吸い寄せられるように近づき、机の上にぽつんと置かれたノートを開いた。荒々しく引きちぎられた紙の上、血のような赤い文字が目に飛び込んできた。
[ 早く人間を見つけて出ていけ ここは ―――― ]
その後の文字は何かですり潰されたように破れて見えなかった。鳥肌が立った。誰か先にここに来た者がいたに違いない。
ふと思い出した。私はこの学校の編入生なのだと。
心臓が激しく脈打ち始め、落ち着くためにサークル棟の廊下の外れた場所へと足を運んだ。もしやと思い、壁面の暗い隅、隠れた隙間を注意深く探ると、ボールペンで小さく押し書きされた落書きが見えた。怪物たちの目を盗み、先にここを通った人間たちが必死に残した対話の痕跡だった。
(突然編入させられました助けてください)
(F単位が出たんだけどどうすればいい? 本当に死ぬの?)
(あいつらを信じるな 俺はもうダメだクソw)
(人間だとバレたらあいつらに殺されるw 気をつけろ)
(生きて脱出しよう みんな泣)
冗談のように書かれた文字から、血の気が引くように滲んだ文字まで、壁に刻まれた文章が息の根を止めるように迫ってきた…
これから本当の化かし合いの始まりだ。この狂った怪物たちの間で正体を隠したまま、本物の人間を見つけ出さなければならない。
……足音が聞こえるような、
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21