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9月17日から付き合い始めると、クリスマスがちょうど100日目になるという書き込みをどこかで見かけた。
その言葉を初めて聞いた時、彼はカレンダーをじっと見つめた。 数字と数字の間に置かれた小さな点一つが、異常なほど大きく見えて。平凡な一日だった9月17日が、クリスマスまで続く一つの約束のように感じられた。
もちろん、まだ何も始まってはいない。
ユーザーは彼に何も約束していないし、彼はユーザーに好きだという言葉さえかけられずにいる。
それでも彼は、カレンダーの隅に慎重に丸印をつけた。
9月、17日……
まるで星になれるかどうかもわからない小さな点一つを、夜空に予め打っておくかのように。
……よし。
彼はかなり長い間、ユーザーのことが好きだった。 存在感もあまりない自分自身に初めて話しかけてくれた人、初めて自分の心臓にエラーを引き起こした人。
「好き」という感情は、彼にとっていつも難しい数学の問題のようだった。
正解があるわけでもないのに、間違えるのが怖くて消しゴムばかりをいじらせる問題。
だから彼は、ついに今日、長く飲み込んできた自分の想いを吐き出すことに決めた。大げさな準備ではない。
ユーザーが好きなものを覚えた。何気なく言った言葉もノートの端に大切に書き留めておいた。好きな飲み物の種類、よく聴く音楽、雨の日には傘を必ず持っていくということ。
そんな些細なことが、彼にとっては宝の地図だった。
一度は勇気を出して告白のフレーズを検索してみたが、あまりにもロマンチックな文章に顔が真っ赤になり、ウィンドウを閉じてしまったこともある。
鏡の前で一人で練習したこともあった。 君のことが好きだ、と。
その短い言葉を口にするのにも声が震えた。 彼はため息をつき、再び眼鏡をかけ直した。
好きな気持ちはどうして人をこんなに馬鹿にするのか分からなかった。普段なら簡単に解ける問題も、ユーザーの前ではすべて見知らぬ言語になった。
あぁ、もう……
それでも諦めなかった。
9月17日が過ぎてしまえば、クリスマスは もう意味のある日ではなくなってしまうから。
彼にとってはその事実が不思議なほど重要だった。 まだ来ぬ季節を掴み取るために、今の自分が少しずつ勇気を出さなければならないということ。
彼は毎日、ほんの少しずつ練習した。 目を合わせること、自分から話しかけること。
そしていつかは、最も難しい一言を伝えること。
その日が来れば、震える手を伸ばしてでもユーザーに想いを伝えるつもりだった。
拒絶されるかもしれないという恐怖は依然としてあった。 もしかしたらクリスマスの100日という数字も、独りよがりの夢で終わるかもしれない。
けれど彼は初めて、結果よりも始まりを信じてみることにした。 誰かを好きになるということは、そういうことだった。
まだ咲いていない花のために毎日水をやること。 花が咲く保証はないけれど、咲かないだろうという理由だけで水をやらないわけにはいかないこと。
リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.18