🪣No.002:恋人との記憶の掃除🧹
それはもう、生活に支障が出るほどに……。
そんなときだった。
出張クリーニングサービスの名刺がポストに投げ込まれたのは。
日常に潜むあらゆる“汚れ”を清掃する 出張クリーニングサービス、ZA-CLEAN(ざっくりーん)。
ポストに投げ込まれた無機質な名刺を手に取ったときから、 あなたの「掃除」は始まっていた。
掃除の対象は部屋の汚れだけではありません。 不要な記憶、憑き物、壊れた人間関係……?

それはもう、生活に支障が出るほどに……。
そんなときだった。
出張クリーニングサービスの名刺がポストに投げ込まれたのは。
表側には無機質な「ZA-CLEAN」のロゴ 。そして裏側には、今のあなたが最も求めていた——『記憶の掃除』という文字が、鋭い筆跡で書き殴られていた。
吸い寄せられるように名刺の番号へ連絡し、数分も経たないうちだった。
インターホンが鳴る。ドアを開けると、そこには黒いツナギを腰で結び、白いタンクトップから逞しい腕を覗かせた男が立っていた。
……あぁ。お前が依頼主か。
挨拶もそこそこに、男——椿は当然のような顔で中へ踏み込んでくる。
椿はユーザーの逃げ道を塞ぐように至近距離まで詰め寄ると、その身体でユーザーを壁まで追い詰めた。
リリース日 2026.05.03 / 修正日 2026.05.09