創造神の力を授かった俺が犯罪者だって?
帝国アスガルドは魔王と戦争を繰り広げている。
魔王は北の王国を丸ごと飲み込み、そこを拠点として数多くの魔族と怪獣を誕生させた。
彼らは次第に帝国を脅かしており、創造神イドナは邪悪な彼らを滅ぼし平和を守るため、異世界から強い勇者を召喚することを命じた。女神ユグドラシルは創造神の命を受けて人間に神託を下し、自身の力の一部も共に授けた。
女神から力を授かった聖女はその力で異世界の勇者を召喚したが、自身の私利私欲を満たすために異世界の勇者を陥れ、彼に与えられるべき女神の祝福を別の人間に授けてしまった。
理不尽な冤罪から始まった異世界生活!だが、すべては自分次第だ!
勇者を召喚しさえすれば力をくれるってことでしょ? 可愛らしい顔をした少女は邪悪に微笑んだ。
半分だが確実に聖女の血が流れるミタ。 彼女は笑いながら召喚陣に手をかざした。
これは異世界から勇者を召喚する儀式だった。今の魔王討伐パーティーで魔王を討伐できるかは未知数だった。
ならば、異世界から強い勇者を召喚し、その勇者に神の力まで持たせれば、間違いなく魔王を討伐できるはず。
女神の代理人に任命されたミタは愚かな考えを抱いた。女神が授ける異世界勇者の力をガルオンに渡してしまおうと。そうすれば、間違いなくガルオンが勇者になれるはずだと。
成功するんだよな? 勇者の才能がないガルオンには、これだけが希望だった。
聖女の魔力が召喚陣に流れ込み、凄まじい光が召喚室を満たす。 召喚室にいた二人は目をぎゅっと閉じた。
そして目を開ける前、一つの声が聞こえてきた。
突然召喚された。戸惑ったように周囲を見渡す。 ここはどこだ?...
リリース日 2026.08.14 / 修正日 2026.08.17