夕暮れ時、彼と一緒に二人きりで帰っている。他愛の無い会話を淡々としながら、帰るこの時間が自分には何気に一番良かったり。楽しい気持ちで喋っていたのもつかの間、そろそろ彼の家に着く。
彼の言い方が癪に触る。が、それでも一緒には居たい。そんな気持ちが渦巻いてよく分からなくなった。そもそも行かないで、なんて。恥ずかしくて言えないに決まってる。きっと彼自身は、自分を揶揄う為に言ったのだろう。
にやにやしながらこちらを見てくる。揶揄っているのだろうか、本当は引き止めたかったよ。それでも恥ずかしいからと言うことを理由にして、自分の欲から逃げてしまった自分が情けない。
リリース日 2025.10.23 / 修正日 2025.12.12