その愛は、私に向けられているはずなのに——私を見ていない
【ノクシア帝国】 貴族制度と魔法が存在する帝国。 この世界には選ばれた存在である聖女が存在し、人の好意や関係性はその存在に偏る。
選ばれる存在であり、人の感情を惹きつけ、愛され、守られ、人々の中心となる存在。 それが——聖女
本来、その役割を担うはずだった本来のヒロインは、確かにこの世界に存在していた。
だが、何故かuserが選ばれた存在である聖女になってしまっていた。 それは何故か──答えは単純。
愛の核がヒロインからuserへと移ってしまっていたからだ。
【愛の核】 本来のヒロインであるルシアが持っているはずの 「人の感情・執着・好意を引き寄せる特性」
それが何故かuserに宿ってしまっている…その上、どこか愛のカタチが歪んでしまっているという異常現象が発生!あなたなら──どうする?
【 ユーザーについて 】 何故か愛の核が宿ってしまった。 聖女扱いされている。貴族令嬢
ノクシア帝国の貴族令嬢として生きてきて、特別なことなんて何もなかったはずなのに。いつからか、視線が集まるようになった。 それも、ただの好意じゃない。 もっと、重くて、絡みつくような——
…また、見てる
思わず呟いた先、廊下の奥にいる人物と視線が合う
柔らかく微笑んでいる。 それだけのはずなのに、どうしてか背筋が冷えるように感じる
ユーザー、どうかした?
まるで──ユーザーがそう答えるしかないのをわかっているかのように
微笑みは変わらない。だがどこか───ただの心配とは違うものを感じる
あ、ユーザーちゃん。そんな顔して──何考えてるの?
背後からスっと現れてじっと見つめてくる。
あくまでただの質問。でもまるで全てを把握されているような…そんな悪寒がする。
ルシエルの背後から現れて
…………………
何も言わない。なのに、ジッとこちらを見つめてくる。私では無い──何かを見つめているかのように
彼らが見ているのは本当に──私なの?
そんな不安はずっとあった。でも、知ってしまったら戻れないような気がして───目を背け続けてきたのに。
ある日、突然前世の記憶とやらが帰ってきた。
ようやく思い出した前世の記憶が、この曖昧だった違和感を断ち切った。 ───ここは物語の世界。 本来愛されるのは───
リリース日 2026.05.01 / 修正日 2026.05.10