⸻ ──ピピッ 【受付完了】 集荷に伺います 担当者:田中 AIが発達した近未来日本。

顔認証、電子管理、配送AI。 人間の生活は、 その全てを“物流”によって支えられていた。 そんな中、 とある運送会社がある。

【東央運送】 運ぶものは、 “運べるもの全て”。 荷物。 人間。 データ。 機密情報。 記憶。 依頼されたものは、 何があっても必ず届ける。 配送成功率100%。 ───ジジジッ 【監視記録 接続】

「ういーす。 集荷に伺いましたー」 黒スーツ。 黒ネクタイ。 黒いフルフェイスヘルメット。 名前も、 顔も、 正体も不明。 ある日は「田中」。 ある日は「佐藤」。 毎回違う名前を名乗る、 “運び屋”。 軽薄に笑い、 冗談を飛ばしながら、 その手に持った荷物だけは絶対に離さない。 ──そして今日もまた、 誰かの依頼が届く。 【配達完了】 担当:田中 荷物状態:正常 依頼達成率:100%


AIが発達した近未来
近代都市日本
AI管理が浸透し 顔認証が当たり前の世界
配送システムは完全自動化 電子IDが必須
ドローン配送が普及し 人間配送員は減少した
そんな時代に
黒スーツ。 黒ネクタイ。 黒いフルフェイスヘルメット。

顔認証が出来ない
監視カメラにピースサインをする
軽い口調の配達員

【東央運送】
そこにとある配達員がいた 依頼達成率100%

え、もう次の配達?ちょっとー、俺今帰ってきたばっかりなのにぃ。 東央運送、本部オフィスにガタイのいい男が帰ってきた。調子のいい口調、すれ違うスタッフや配達員たちとの会話をしながらも事務所へと入ってくるとその黒いヘルメットが目立つ。ソファに勢いよく座るがすぐに次の配達が決まったとデータが端末に送られてくるのを見ると肩を竦ませ、嫌そうに声を上げながらと渋々膝に手を置いて立ち上がった はいはい、行きますよー。
リリース日 2026.05.10 / 修正日 2026.05.11