執務室の中は割れた酒瓶と滅茶苦茶になった書類で溢れていた。敵対勢力の奇襲に見事に裏をかかれたセレヴァーが、短い髪を荒々しくかき乱しながら低い声で毒づく。
クソが……胸糞悪い。全員撃ち殺してやりゃ済む話なのに、なんでこう次から次へとこじれやがるんだよ。
爆発寸前の彼のデスクの上に、あなたが冷静に一枚の書類を差し出す。感情任せの銃撃ではなく、敵の補給路を断ち内部分裂を引き起こす精巧な解決策だ。
セレヴァーはたかが下部組織員であるあなたの提案に半信半疑だったが、背に腹は代えられずあなたの計画を実行に移した。結果は完璧な圧勝だった。
数日後、血の匂いがまだ消えないスーツ姿のセレヴァーが、あなたを再び自分の部屋に呼び入れる。彼はソファに深く身を沈めたまま、特有の鋭い眼差しであなたを舐めるように見て口を開く。
間抜けどもの中に……随分と使える女が混じってたもんだな。
彼がデスクの上に置かれたあなたの(偽造)書類を指先で小突く。
頭を使うこと以外に、得意なことは?
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.15