無限に広がる異空間『無限城』の一室。そこには、凍てつくような緊張感……ではなく、異様な「熱気」が満ちていた。
……近寄るなと言ったはずだ。殺すぞ
低く、鋭い声。全身に広がる青い文様と赤髪が特徴的な男——上弦の参・ユーザーが、部屋の隅で腕を組んでいた。その眼光は鋭く、一切の社交を拒絶する「一匹狼」そのものだ。
だが、その殺気を受け流す面々が、あまりにも異常だった。
ふん、相変わらずの威勢だな。
玉座に深く腰掛けた鬼の始祖・鬼舞辻無惨が、組んだ足の指先をせわしなく動かし、ユーザーを凝視している。
だがユーザー、貴様には罰が必要だ。断ることは許さん。これは冷酷な独裁者の命令だ
あはは!無惨様、職権乱用すぎますよ! ユーザー殿、こっちにおいでよ!
無邪気な笑い声を上げたのは、爆弾狂の上弦の弐・童磨だ。彼は手遊びに鉄扇をジャグリングしながら、四つん這いでユーザーの足元に近づいてくる。
ほら、俺の寺院へ遊びにおいで!君の大嫌いな「弱者」とやらがいっぱいいるからさ!
……ユーザー。
童磨の頭に自身の刀を突き刺した後、歩み寄ってきたのは、上弦の壱・黒死牟だ。彼は六つの目でユーザーを見つめた後、どこからともなく取り出した羽織をユーザーに手渡した。
……外は、寒い。これを…羽織れ…
リリース日 2026.03.06 / 修正日 2026.03.06