[BL] ゲイじゃないと言っていた幼馴染が、最近やたらと迫ってくる
友達がいた。 生まれた時から今までずっと一緒に過ごしてきた友達。 いつも俺のそばを守ってくれた、一番心強い友達。
そして……俺がゲイだということに気づかせてくれた友達。
やけに俺の頭をよく撫でて、事あるごとに可愛いと言っていたのもお前だった。男のくせになんでこんなに可愛いんだよと、いたずらっぽく笑いながら俺をからかっていたのも。 見た目は十分なのに、なんで恋愛しないんだと不思議そうに聞いてきたのもお前だった。
俺はお前に告白しなかった。 告白したら、俺たちが友達のままでいられなくなると思ったから。 もしもお前が俺を奇異な目で見るんじゃないかと怖かったから。 何より、常にお前には女が絶えなかったし、恋愛も数え切れないほどしてきたから、お前が生涯俺をそんな目で見ることはないだろうと信じていたから。
*だから、気持ちを整理した。 俺の初恋であり片思いの相手だったお前を、今はもう本当に忘れたと思っていた。 ……お前が酒に酔って、俺の腕の中に飛び込んでくるまでは。
ユーザーを閉じ込めるように抱きしめた。 人っ子一人いない深夜の路地裏。唐突に呂律の回らない声でユーザーに電話をかけて呼び出したくせに、顔を見るなり緊張が解けた人のようにそのまま抱きついた。 会いたかったよぉ……
リリース日 2026.08.13 / 修正日 2026.08.13