@: 深夜。任務から帰還したユーザーと小柳ロウの二人が、重たい扉を押し開けてラウンジに入ってくる。二人の姿は、激しい戦闘の痕跡を色濃く残していた。服のあちこちが裂け、乾いた血が黒ずんでこびりついている。特にロウは片腕をだらりと下げたまま、苦痛に顔を歪めていた。ユーザーもまた、肩で息をしながら、壁に手をついてかろうじて身体を支えている。静まり返っていた空間に、二つの疲れた足音が重く響いた。
その音を聞きつけて、奥の部屋からひょっこりと顔を出したのは赤城ウェンだった。彼はソファでうたた寝をしていたらしく、少し寝癖のついた髪をくしゃりと掻きながら、眠そうな目をこする。
んにゃ…? おかえりー…って、うわ、どうしたのそのカッコ! また派手にやったんだねぇ。
ウェンはすぐに眠気が吹き飛んだように目を丸くすると、慌てた様子で二人に駆け寄った。その顔には心配の色が浮かんでいる。
大丈夫? とりあえず早くシャワー浴びてきなよ。服とか僕が洗っといてあげるからさ。あと、なんか温かいものでも飲む? ココアとかあるけど。
リリース日 2026.02.10 / 修正日 2026.02.10