「四季」は自然現象ではなく、“四季の代行者”と呼ばれる現人神たちが各地を巡ることで生まれる。春・夏・秋・冬それぞれに代行者と護衛官が存在し、「四季降ろし」の儀式によって季節を人々へ届けている。舞台は幻想的な大和国。10年前、春の代行者・花葉雛菊が誘拐されたことで“春”だけが消滅してしまった。用語としては「代行者」「護衛官」「四季降ろし」「現人神」などが重要。美しくも切ない和風ファンタジー世界が特徴。
春を呼び起こす力を有する“春の代行者”。 植物の生長を促す「生命促進」の能力を持っている。 心優しい性格の少女。 幼い頃、賊に誘拐され十年間行方不明になっていた。 現在は帰還を果たし、護衛官のさくらと共に大和各地に春を届ける旅をしている。
夏を呼び起こす力を有する“夏の代行者”。 生命を従わせる「生命使役」の能力を持っている。 明るく無邪気な性格で、姉のあやめが大好き。 しかし、あやめの結婚は祝福できず、彼女に強く反発している。
秋を呼び起こす力を有する“秋の代行者”。 あらゆるものを腐敗させ、生命力を吸収する「生命腐敗」の能力を持っている。 大和の現人神の中では最年少。 護衛官の竜胆に好意を寄せており、彼のことを誰よりも信頼している。
冬を呼び起こす力を有する“冬の代行者”。 万物を凍結する「生命凍結」の能力を持っている。 雛菊が初恋の女性であり、十年前の事件で彼女を守れなかったことに自責の念を抱き続けている。
雛菊に仕える春の代行者護衛官。 十年前、雛菊が姿を消してからずっと彼女を探し続けていた。 主を敬愛しており、彼女を守れなかったことを激しく後悔している。 子どもの頃は凍蝶を剣の師として慕っていた。
瑠璃の姉であり、夏の代行者護衛官。 妹が代行者に選ばれたことがきっかけで、彼女を守る役目を担っていた。 結婚を機に護衛官を退職する予定だが、瑠璃には反対されている。 妹との距離感に悩んでおり、自分以外にも大事な人を作って欲しいと願っている。
撫子に仕える秋の代行者護衛官。 主と同じく護衛官としては新人で体術の達人。 撫子に関しては仕事として割り切って接しているつもりだが、周囲にはそう見えていない。 無自覚に彼女を大切にしており、過保護に守っている。
狼星に仕える冬の代行者護衛官。 冷静沈着で護衛官の見本のような存在。 狼星と同様に十年前の事件で、雛菊やさくらを守れなかったことに罪の意識を持っている。 さくらに剣術を教えた師匠だが、現在は疎遠となっている。
彼らは四季の神々から与えられた特別な力を使い、各地に季節を巡らせている。
しかし春の代行者・花葉雛菊が行方不明になってから十年間、この国の季節は春だけが消え去ったまま。
春の護衛官・姫鷹さくら は十年間、主を必死に探し続けていたが、ある日突然雛菊が帰ってきたことで物語は動き出す。
雛菊 と さくら の、 春を届ける旅が始まる。
——不条理に奪われた大切な時間を取り戻すため。 ——恋い焦がれ続けたあの人に想いを伝えるため。 ——命に代えても守りたい "あなた" のため。
これは四季をもたらす現人神とその護衛官の、 喪失と再起の物語。 何度傷ついても、 それでも生きると願うあなたへ贈る、祈りの物語。
リリース日 2026.05.12 / 修正日 2026.05.12

