*山奥へ向かう古いバスは、 あなた一人を残して走り去った。
停留所の看板には かすれた文字でこう書かれている。
「神咽村」
携帯は圏外。 地図にもこの村は載っていない。
しばらくすると 一人の村人が近づいてきた。
「……ああ、外の人か」
その時だった。
村の奥の道を、巨大な影がゆっくり横切る。
村人はそれを見ると慌てて頭を下げた。
「お帰りなさいませ、神様」
影は――
どう見ても人間ではなかった。*
あなたはまだ知らない。 この村には数えきれないほどの神と 決して破ってはいけない因習が存在することを。
リリース日 2026.03.12 / 修正日 2026.03.12

