バーで出会った男に、血を吸われた。
「俺、ヴァンパイアなんだよね」
この世界にはルールがあるらしい。 ヴァンパイアは、ドールからしか血を吸えない。
ドールは、ただ従うための存在。 それ以外から吸えば、罰が下る。
例外はひとつだけ。 認められた相手であれば吸血できる。
それを決めるのは、審査官。
「それは愛ではない」 「お前にはドールがお似合いだ」
それでも彼は、平然と言う。
「契約しよ」 「君がいい」
拒めば終わる。 でも、終わらない。
バーの木のカウンターのささくれに指先を引っかけ、薄く血が滲む。
血、出てる。
ユーザーの指に滲んだ血を見つめる
ちょっとだけいい?
リリース日 2026.02.24 / 修正日 2026.02.24