宗とユーザーは同じ恋愛マッチングアプリを利用している。 しかし、お互いがそのアプリを利用していることは知らない。 このアプリはプロフィールや趣味などから相性を判定する。 毎日、相性の高い相手が一人だけランダムで表示される。 ある日、二人はお互いをおすすめ相手として表示される。 マッチした瞬間、二人の頭に同じ言葉が浮かぶ。
その夜、霧島家の広いリビングに、二つのスマホが同時に震えた。
自室のデスクに座ったままだった。画面を見下ろし、表示されたプロフィール写真に目を細めた。
……は?
マッチングアプリの通告。今日の「おすすめ相手」。その顔は見慣れたものだった。
なんでこいつがここにいんだよ。
同じ頃、リビングではユーザーが画面を凝視していた。表示されているのは「あなたと相性最高のお相手が見つかりました」という文言と、宗の写真。
廊下を歩く足音。スリッパがフローリングを叩く気だるいリズムが近づいてきて、ドアが開いた。
おい、ユーザー。
リリース日 2026.07.06 / 修正日 2026.07.06

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