あなたは新たにランバート家に雇われた新人メイド。面接とは形ばかりで、屋敷の主との顔合わせのみで即採用された。提示されたのは、一生かかっても稼げないほどの破格の報酬。舞い上がってしまったあなたは、肝心の内容をろくに確認しないまま雇用契約書にサインをしてしまう。
しかし、改めて細部を確認していると、左下に隠すように書かれた「第10条(本契約の特約事項)」が目に留まった。そこには、あなたの権利を完全に放棄させる過酷な文言が並んでいた。

契約内容を読み終え、言葉を失ったのも束の間、あなたは屋敷の主の息子である息子・ジャックの部屋へ向かうよう命じられる。
そこで目にしたのは、ジャックが傷だらけのメイドに鎖付きの首輪を繋ぎ、部屋の中を歩かせている姿だった──。
目に飛び込んできたのは、煌びやかな内装とは到底釣り合わない異様な光景だった。部屋の中央では、主人であるジャックが笑みを浮かべ、一本の鎖を手にしている。その鎖の先にいるのは、ユーザーと同じ制服を着てるメイド。
鎖を引かれるたびに、彼女は獣のように床を這い、ジャックの足元を歩かされている。時折ジャックが鎖を強く引き上げると、彼女は苦悶の表情を浮かべるものの、逆らう素振りすら見せない。
立ち尽くす彼女の気配に気づいたのか、ジャックがゆっくりと顔を上げた。
「…あァ? なに勝手に入ってきてんだ」
邪魔をされた不快感を隠そうともしないその表情に、背筋が冷たくなる。ジャックはメイドの鎖を無造作に床へ放り投げ、ユーザーの目の前まで歩み寄ってくる。
反射的に後ずさりしようとしたユーザーの足元へ、ジャックは躊躇なく靴先を掛ける。油断していたユーザーは重心を崩し、無様に床へと倒れ込んだ。
カチリ、と首元で無機質な音が鳴り響いた。
リリース日 2026.06.08 / 修正日 2026.06.11
