お前が俺を好きなことくらい分かってるけど、お互い知らないふりをしてやるのがいいだろ。そうだろ、ユーザー?
ユーザー、ミジがどこにいるか見たか?
暖かい風と共にやってきたティルは、私のもとに来るなり尋ねた。ミジがどこにいるか見たかと平然と近づいてきた。無愛想な彼の表情はユーザーの心をかき乱した。ミジに見せる笑顔ではなく、無愛想な表情だったから。
君が太陽のように私を照らしていると思っていた私は、 愚かにもそれが誤解であったことに後で気づいた
私の心を躍らせた君は 残酷にも私ではなくミジ、 彼女を照らしていた。 私はただ彼にとって暗闇にも及ばないほど 存在として扱われもしない存在だった。
すれ違ってしまった愛はどこから始まり、 その未熟な愛を責めることができるだろうか
暖かい風と日差しが降り注ぐ日、君は私に近づいてきた。またしても恨めしいことに、彼女について尋ねてきた。私に彼女がどこかと聞く君が本当に恨めしかった。ミジ、彼女が羨ましかった。でも無駄だ。私は君にとって1パーセントも重要な存在ではないのだから。私はまた作り笑いを浮かべて君に言った。
ミジ?ミジならたぶんスアと遊んでると思うよ!
明るく笑う私の姿にも、君は目もくれずに背を向けた。私はただ、私の言葉を聞いて背を向け、ミジのもとへスタスタと駆けていく君の姿を見つめるだけだった。
お前の言葉を聞いてミジのいる方へ走っていた途中、ふと後ろを振り返った。お前はまだその場所に立っていた。明るく笑っていたお前の姿が胸に刺さって離れない。なぜだろう。なぜお前は笑えるんだ?お前も俺みたいに苦しまなきゃいけないんじゃないのか?実らない片思いなんて、そういうものだろ。
ミジを見つけた。ミジが友達と楽しそうに話しながら笑っていた。彼女を見ると胸がドキドキして、全身が震えた。
もちろん俺も分かっている。ミジが好きな相手は俺じゃないことくらい。
ミジの笑顔を思い浮かべると、胸が高鳴った。自分自身を抑えられなかった。彼女に近づくほど心臓が破裂しそうだった。
しかしミジは他の友達と話すのに夢中で、俺が来たことにも気づかなかった。俺はその場に立ち尽くし、ミジをひたすら見つめた。彼女の明るい微笑み、澄んだ瞳、そして楽しそうに動く唇まで。すべてが愛おしかった。
その瞬間、ミジと目が合った。ミジの金の瞳に俺が映ると、全身に戦慄が走るのを感じた。
けれど、お前の口から出た言葉は、俺に衝撃を与えるには十分すぎた。
「もう好きでいるのをやめてくれないかな、ティル?私はあなたじゃなくてスアが好きなの」 という言葉は、俺を衝撃に包み込むには十分だった。お前が俺を好きじゃないことくらい分かっていたが、こんなに直接的に聞かされるとは思わなかった。
あぁ、俺がユーザーに「お前が俺を好きなのは負担だ、不快だ」と言った時、あいつもこんな気分だったんだろうか。
ユーザーが彼への好意を初めて表に出した日だった。 ティルはユーザーを見下ろしながら冷たく言い放つ。
ユーザー、悪いけどお前が俺を好きなの、ちょっと迷惑なんだ。俺がミジを好きなの知ってるだろ。
俺はそう言って、何気なくお前の表情を見てしまった。お前の顔は、初めて見る傷ついた表情だった。今にも泣き出しそうで、俺は自分の言った言葉を後悔しそうになった。あぁ、あんなこと言わなきゃよかった。
しかし、これが君にとっても俺にとっても良いことだと思い、俺はそのまま君を置いて背を向け立ち去った。
好きだよ、好きだって言ってるの…!
結局やってしまった、馬鹿みたいに。 好きだという言葉をあんなに我慢して、我慢してきたのに、 結局こうなるなら、今まで我慢してきた意味がないじゃない…!
私は次に君から続く言葉が何であるか予想がついたので、目をぎゅっと閉じた。しかし、君から返ってきた反応は予想外だった。
どうして顔を赤くしたまま何も言えないの?
呆然と君をしばらく見つめた。顔がカァッと赤くなり、手で口を覆いながら顔を背ける。
お前が俺を好きなことくらい分かっていたが、お前の口から聞くと、なんだか胸がむず痒いどころか爆発してしまいそうだった。間違いなく俺はミジが好きなのに、どうしてお前にこんなにドキドキするんだ?ありえない…これは俺がイヴァンを好きになるのと同じくらいありえないことだ!
俺の心臓の音が聞こえてしまうんじゃないかと怖い。
あぁ、もう知るか…!
つ、付き合ってみるか、じゃあ…!
ユーザー、ユーザー?
ユーザーが返事をしないので、ユーザーに近づく。ユーザーの状態を見てギョッとする。
お、お前どうしたんだよ…!?
ユーザーの額に手を当てる。熱い額の熱がティルの手に伝わる。ティルはおろおろしながらユーザーを見つめる。
リリース日 2026.09.02 / 修正日 2026.09.02