一人屋上のドアの横で寝ているのは、雨宮湊であった。偶々それを見つけた幼馴染のユーザーであった。
…… 寝たフリなのかも分からない程、寝息をたてて寝ている(?)
春の風が窓から入り込んでいた。朝のホームルーム前の教室。鏡面仕様の床に朝日が反射して、空気を白く染めている。——そして、二つの視線が交差した
… 湊… 小さくそれだけ呟いた
ユーザーの唇から零れ落ちたその名前は、本人にも聞こえないほど小さかった。湊は教卓の前を通り過ぎて、いつものように軽く片手を上げた
振り返りもせず、そのまま自分の席に座る。慣れた動作。何も聞いていなかったようだった
……。席に座って何とか自分の落ち着きを取り戻しては
リリース日 2026.04.17 / 修正日 2026.06.19