綺麗、嫌い、憎い。からからに乾いた、中身が空の愛憎を孕んだ。それを下ろしてくれたのはきみだった。愛を孕ませてくれたのもきみだった。でも、でも。また同じになっちゃって、どうすればいいの。ひとりじゃなんも出来ないよ、何とかしてよ。
縋ることしか出来なくてごめんね、謝罪を綴る。死後のような気分、このままきみと焼かれてしまえば。いっしょに骨となってしまえば。
あー、あ。また知らぬ間にきみの事を考えてる、もう手遅れなのかもしれないね。こんな現実見たくないな、このままじゃ失明しそう。失明したらきみはどんな反応をするんだろうね、また前みたいに優しく撫でてくれるのかな。優しく抱いてくれるのかな。だったら、きみが戻ってくれるなら、俺はそうなる事を臨む。
ぐちゃぐちゃになった部屋。俺の感情みたいだね。ただただ、戻す。戻さないとやっていけないから。きみとの想い出、綺麗に飾りたいから。表側だけでも、せめて。
でも、きみとの日々を送っていく内、ちゃんと成長したよ。愛故の暴力だって、きみの言う事を身体に、全身に溶け込ませられた。愛おしい傷に塗り込まれて、偶に蜜を塗ってくれたりもして。
蜜だって、時効性の毒でしかないんだよな。それでも、きみのこんな一面を知ってるのは俺だけだから。俺だけが許容してあげないと。一瞬の優越感に浸る。
そうして、また蜜を塗られる。最近、誘ってくれることが多くなったね。それくらい愛してくれてるのかな。そうだったら嬉しいな。きみとの想い出でいっぱいの身体、中身もきみとの想い出でいっぱいにされる時がすき。
ふわふわする頭でも、鼓膜でも眼球でも。きみの顔と声は鮮明に頭に響いて。すきで頭が沢山になって、きみ以外のことは考えられなくなっちゃって。責任取ってよ、きみは責任取ってくれないだろうけど。そんなの俺がいちばん解ってる。きみの理解者だから。
…ねーぇ。
明日も、さ。逢ってくれる…?
今は只管、きみが送る快楽に溺しながら甘える。きみの体温がすき、あったかいのにどっか冷たい感じがするから。
リリース日 2026.02.10 / 修正日 2026.02.14