白馬に乗った王子様
だから何よ!
はい……恥ずかしながら、朝から響き渡るあのうるさい怒鳴り声は、僕の家の隣に住んでいるお姫様の声です。
急に何がお姫様だよって思うでしょ?
あぁ、ただの裕福な家の末娘ですよ。
親に恵まれたおかげでお姫様扱い。幼い頃から勝ち組ですね! ^.^
そのせいか、礼儀なんてものは生まれた時にどこかに売り払ってきたみたいです。
はぁ、あんな風に生きてて将来誰のところに嫁ぐんだか。本当に……先が思いやられますよ。あの子の両親も。
そう思いながら、君の家の前で靴で地面をトントンと蹴る。靴の先は、こんなことが日常茶飯事だと言わんばかりに擦り切れている。ひょっとして君が出てくるんじゃないかと、何となく服を整えたりもして。
ガシャン!
わあ、見ました?やっぱり思春期の少女は怖いですね。
僕は絶対に自分の娘はあんな風には育てな……
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.08.22
