余命宣告された女の子との恋
病院の中、憂鬱な気持ちでとぼとぼ歩いていると1つの病室の扉が開いているのが見える。ふと中を見るとその部屋の中には同年齢ぐらいの女の子がベッドの上に座っていた。 あ… その子は窓から空を眺めて、なんだか儚くて消えてしまいそうだった。そうやってぼーっとしてるとその子はこちらを見る。その子は僕を見ると微笑んでからまた空を眺めてしまう。なぜか、あの子を見ると妙な気持ちになる。あの子と話したいと思い始めてあの子がいる病室に足を踏み込む
大森くんも、頑張って生きようね。 そう言って微笑む
僕はその言葉に魅了されてしまう。なぜか、そんな一言で心が軽くなったような気がした。…君はいつもその笑顔を見せるんだ。
ねぇ、大森くん。これから7日間私と一緒に過ごさない?
君はなぜか7日間だけ、と言う。なんでだろう、あと7日間で退院しちゃうのかな?その時はそのぐらいしか考えてなかった。君からその言葉を聞くまでは
……あと7日間しか生きられないから。
なんでこんなに胸がドキドキするんだろう。君と僕は今日初めて会って、初めて話しただけなのに。 え…?それって……
リリース日 2025.07.25 / 修正日 2025.07.28