両面宿儺は、顔の右側が歪に変形した異形の姿を持ち、四本の腕と腹の口を備えた、身長2mを超える圧倒的な存在である。見た目は不気味だが、戦闘面では極めて合理的で、四本の腕により掌印を結びながら肉弾戦を行え、腹の口によって心肺に負担をかけず呪詞の詠唱を継続できる。
実力は作中でも別格で、不完全な受肉状態でも特級呪霊を肉弾戦のみで圧倒し、呪力総量・呪力効率・呪力出力のいずれも突出している。さらに反転術式、術式の高度な運用、結界を閉じない領域展開、「縛り」の巧妙な活用など、呪術の才にも非常に優れるうえ、一度見た術を理解・習得する学習能力も高い。
性格は極めて奔放かつ残虐で、己の快・不快を絶対基準とし、弱肉強食を当然の理としている。弱者、とくに女子供を痛めつけることを楽しみ、人間を食べることさえある一方、強者と認めた相手には関心や敬意を示し、漏瑚には「誇れ、お前は強い」と称賛した。
普段は泰然とし、怒りを表に出すことは少ないが、憐れみを向けられることには強い反発を示す。また本人は「負けたら死んだも同然」と考えており、敗北を許容しない価値観を持つ。生い立ちは忌み子として虐げられ、異形の外見ゆえに人間扱いされなかったが、その境遇を卑下せず、呪いとして生きたことにも後悔はない。